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日々のくだらない話題について


by jinotaro
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35歳過ぎてもまだエンジニアはがんばれる

会社としては3月末納品になるが、自分が開発を担当していた部分はやっと一段落した。10年エンジニアをやってきたのに、ここ数ヶ月やってきたことは未経験の事ばかりだった。使用した言語はサーバ側がC++、クライアント側をC#とどちらも仕事としては初体験。また、技術要素的にもマルチスレッド、非同期通信、SNMP、Windowsサービスと新規要素が盛りだくさんだった。

新規要素てんこもりの開発の中で、特に印象に残ったのはC++による開発である。C++自体は本などは読んでいたし前の会社では勉強会にも参加していたのでどんなものかはわかっていたけれど、実際に開発するといろいろトラブルが出てデバッグも大変そうだな、という印象を強く持っていた(C++だけではなくCも含む)。

もともとC++開発部分についてはうちで開発する予定ではなく、フレームワークだけをうちが作って、ビジネスロジックは発注元が作る予定だった。そしてフレームワーク部分については元同僚に発注し、11月の時点で予定通り納品は終わってしていた。しかし色々あって、ビジネスロジック部分もうちに開発依頼がきたのであった。自分の中では「出来るだろう」と「大丈夫かなぁ」が半々の状態だったので、出来れば他に発注したかった。しかし予算的な都合により(以下ry

ちなみに自分で自分のエンジニアとしての開発能力を評価すると10段階評価で6くらいかな、と自己分析している。真ん中よりは上だと思うけど、上にはまだまだいるよなぁ、という事だ。自分の持ち味は開発能力というよりも新規技術の取り組みや実際にそれを実験して自分の経験にした上で、それを設計に生かすことにあると思っている。だから純粋に開発能力を要求されるとちょっとたじろいでしまうのだ。

しかし実際に開発を始めてみると、思った以上にスムーズに開発に入ることが出来た。理由は大きく分けて二つ。一つはVisual Studioが噂通りよくできていたこと。そしてもう一つはフレームワークのできが想像以上によくできていたこと(この件はまじでF氏に感謝)。

最後に、Javaを中心に書いてきたエンジニアがC++で開発して思ったことを五月雨式に。

・C++でかけば楽。
・十分CPUが早くてメモリに余裕がある環境ならば、多少のメモリや
 CPUのオーバーヘッドは気にせず、安全なコーディングを 
 心がけた方が結局楽。
・スコープが消えたときに、自動的に解放されるメモリとされない
 メモリのの違いを 早い段階で理解すればGCが無くてもさほど
 怖くない。
・STLも便利。というか、無かったら死亡。
・ヘッダファイルがうざい。この点はC#とJavaが圧倒的にいい。
・VisualStudioはMS製品とは思えないほどよくできている。GJ。
by jinotaro | 2009-03-18 12:32 | etc