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by jinotaro
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手術

フェレットを飼い始めてから5年以上経つ。最初のフェレットはアリーという。飼いはじめてから気がついたのだが、耳が聞こえないらしくとても臆病な子だった。それからしばらくして、フェレットは多頭飼いすると面白いらしいと耳にした。もう一匹増えた子はクルミと名付けた。

でも結局念願の多頭飼いは出来なかった。元気なクルミがアリーを追い回すと、臆病なアリーがパニックに陥ってしまうのだ。1年くらいはがんばって一緒に出してみたりもしたのだけれど、結局あきらめて二つのゲージで飼うことにした。

そして1年くらい前、アリーは死んでしまった。腎臓の病気だった。クルミだけが残った。クルミも6才になり、人間ならおばあちゃんと呼ばれる年齢になっていた。

そのクルミが3週間くらい前に突然血便した。トイレにも行けなかったらしく、床に赤茶色の血の池が出来ている。クルミをみるともう体も動かすのもおっくうな状態で、今にも死にそうに見えた。急いでWebで動物を夜間診察できる病院を調べて緊急病院に連れていった。しかしそこでも血便は止まらず素人目にもまずい状態なのがわかる。ステロイドや抗生物質、止血剤などを投与されてその日は帰ることになった。次の日、いつも見てもらっている近くの動物病院に連れていって診察してもらったところ、腸が機能していないと言うことで、入院することになった。うっすらと、もう駄目かもしれないう思いが頭をよぎる。アリーが死んだときのことを思い出していた。

しかし想像に反して4日くらいで元気になって我が家に帰ってきた。心臓の鼓動が弱かったり、胸水や腹水がたまるなど、理由がわからない症状が残っているらしいが、血便したときにくらべれば遙かに元気だ。ゲージから話してあげると日ごとに遊ぶ時間も長くなっていき、1週間ほどすると1時間近く遊んでいられるようになった。

しかしそれから2週間。昨日また体調が悪くなった。いつも好きだったお菓子に振り向きもせず、ぐったりしている。朝まで待って、動物病院に連れていった。先生が触診するといきなり「あっ!」という声を出す。クルミを見ると胸の部分の皮膚が真っ赤になっていた。再び血液検査とレントゲンを撮ることに。その結果は想像以上に悪かった。おなかにガスが貯まっており、その原因は胃か腸に穴が開いているのだろうと言うことだった。緊急を要する手術だが、今の体力だとどうなるかわからないと言う。要するに手術をするかしないか選んでくれ、ということなのだろうが、先生ははっきり言わない。一緒に来た彼女が涙をこぼしていた。自分も目の前の景色がゆがむくらいには涙腺が緩んでいたと思う。

でも選択肢は有るようで無いのだ。手術したら死んでしまう可能性はあるけど、助かるかもしれない。でもしなければ死んでしまうのだ。

「手術してください」

それから数時間して動物病院から電話が来た。手術は成功だった。

このときの安堵感というか、感情の揺れというのは、ここ数年感じたことがなかった。アリーが死んだときは突然の事だったので寂しさだけがのこったが、今回は一旦ヤマを乗り切った様に見えただけに結構動揺していた。先生の「手術が必要だけれども死ぬかもしれない」という言葉には焦燥感を感じたし、手術成功の連絡には感動すら覚えた。

まだどうなるかはわからない。先生によるといくつものヤマがあるらしい。まずは腸が機能回復して明日便がでないといけないらしい。またしばらくは、腸にあいた穴から漏れた便内の細菌によって汚染された内臓に気をつけなければいけないらしい。写真を見たが、内臓中が腫れ上がっていた。だけど先生がおっしゃったここ最近のおかしな症状の原因はこれで、その原因の元は完全に取り除きました、という言葉がほっとさせてくれる。あとは祈るばかり・・・

うまくすれば4日ほどでうちに戻れるらしい。フェレットの寿命は大体8年。戻ってきたら残りの人生(イタチ生?)を楽しく過ごさせてやりたい。
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by jinotaro | 2008-12-18 23:28 | life