ポートマルチプライヤーでRAID5を組む
2008年 09月 05日
うちのメインサーバはWindows 2003(x64)を入れており、ドメインコントローラとファイルサーバとして使っている。すでに1TBx4でソフトウェアRAID 5を組んでいるのだが、残り容量がだいぶ少なくなってきた。仕方ないので増設することにしたのだが、すでに4台のHDDをPCケースに内蔵していることもあって外付けするしか手がない。安価なSATAのHDDを複数台外付けするには3種類の方法がある。
■eSATAを4ポート使用して接続
・外付けケースまで4本ケーブルを延ばさなければいけないのが面倒
・eSATAを4ポート持つボードが少々高価。1~1.5万円。
・外付けケースは2万強くらい
■ポートマルチプライヤを使用して接続
・1本のeSATAケーブルで15台までHDDを接続することが可能
・そのかわりHDD全体で3GBpsまでの転送速度になってしまう
・対応のケースとSATAボードが必要
・ケースが4万、SATAボードボードは5000円弱
■マルチレーンを使用して接続
・専用のInfinibandケーブル1本で複数のHDDを接続できる
・ポートマルチプライヤと違い、スピードの低下はない
・対応のSATAボードとケース(+マルチレーンアダプタ)が必要
・ボードもケースもケーブルもめちゃ高価。全部で6万以上かかる。
比較するとこんな感じ。
■コスト
eSATA4ポート:35,000円 > ポートマルチ:45,000円 > マルチレーン:60,000円
■スピード
マルチレーン = eSATA > ポートマルチプライヤ
■接続性
マルチレーン = ポートマルチプライヤ > eSATA
今回RAID5を組むことを考えると、同時にHDDにアクセスするのが前提になるのでスピードは犠牲にしたくない。でも接続は1本で済ませたい。つまりマルチレーンが一番ニーズに合っている。しかし高い・・・
悩みながらまずは店頭に行くことに。すると・・・すばらしいHDDケースが!先月出たばかりの製品らしい。
裸族の雑居ビル
またCentury社の裸族シリーズだw こいつの良いところはマルチポートプライヤに対応しているわりに2万強と安価なこと。SATAボード自体は5千円もしないので、2万5千円で組めることになる。もうマルチポートプライヤ接続でいいやということで、これに決定。
さっそくうちに帰ってHDDを接続しようとするといまいちうまく接続できず・・・まぁ1時間くらい格闘してなんとかHDD4台を認識させることが出来た。このあたりはCenturyのサポートに質問中。
で、さっそくRAID5を構築してベンチマーク。細かいリビジョンは違うが、どちらもWD社のWD10EACSを4台使用。
■SATAx4によるソフトウェアRAID5(Windows 2003 Server)
■ポートマルチプライヤによるソフトウェアRAID5(Windows 2003 Server)
(つд⊂)ゴシゴシ→(;゚ Д゚)
ほぼ同じじゃないか。悩む必要もなかった(笑)。
まぁHDDもそんなに高速じゃないので、単体のスピードが80MB/sとしても4台でピーク時の転送速度が320MB/S = 2.56GBps。規格上1本のeSATAケーブルで3GBpsまで出せることになっているので、この結果はそれほど不思議ではないのかもしれない。
ということで、RAIDにするかどうかはともかくとして、ポートマルチプライヤはオススメ。3GBps=375MB/sになるので、RAID0+1などで組めば相当高速なディスク環境が組めるのではないだろうか。
■eSATAを4ポート使用して接続
・外付けケースまで4本ケーブルを延ばさなければいけないのが面倒
・eSATAを4ポート持つボードが少々高価。1~1.5万円。
・外付けケースは2万強くらい
■ポートマルチプライヤを使用して接続
・1本のeSATAケーブルで15台までHDDを接続することが可能
・そのかわりHDD全体で3GBpsまでの転送速度になってしまう
・対応のケースとSATAボードが必要
・ケースが4万、SATAボードボードは5000円弱
■マルチレーンを使用して接続
・専用のInfinibandケーブル1本で複数のHDDを接続できる
・ポートマルチプライヤと違い、スピードの低下はない
・対応のSATAボードとケース(+マルチレーンアダプタ)が必要
・ボードもケースもケーブルもめちゃ高価。全部で6万以上かかる。
比較するとこんな感じ。
■コスト
eSATA4ポート:35,000円 > ポートマルチ:45,000円 > マルチレーン:60,000円
■スピード
マルチレーン = eSATA > ポートマルチプライヤ
■接続性
マルチレーン = ポートマルチプライヤ > eSATA
今回RAID5を組むことを考えると、同時にHDDにアクセスするのが前提になるのでスピードは犠牲にしたくない。でも接続は1本で済ませたい。つまりマルチレーンが一番ニーズに合っている。しかし高い・・・
悩みながらまずは店頭に行くことに。すると・・・すばらしいHDDケースが!先月出たばかりの製品らしい。
裸族の雑居ビル
またCentury社の裸族シリーズだw こいつの良いところはマルチポートプライヤに対応しているわりに2万強と安価なこと。SATAボード自体は5千円もしないので、2万5千円で組めることになる。もうマルチポートプライヤ接続でいいやということで、これに決定。
さっそくうちに帰ってHDDを接続しようとするといまいちうまく接続できず・・・まぁ1時間くらい格闘してなんとかHDD4台を認識させることが出来た。このあたりはCenturyのサポートに質問中。
で、さっそくRAID5を構築してベンチマーク。細かいリビジョンは違うが、どちらもWD社のWD10EACSを4台使用。
■SATAx4によるソフトウェアRAID5(Windows 2003 Server)
■ポートマルチプライヤによるソフトウェアRAID5(Windows 2003 Server)
(つд⊂)ゴシゴシ→(;゚ Д゚)
ほぼ同じじゃないか。悩む必要もなかった(笑)。
まぁHDDもそんなに高速じゃないので、単体のスピードが80MB/sとしても4台でピーク時の転送速度が320MB/S = 2.56GBps。規格上1本のeSATAケーブルで3GBpsまで出せることになっているので、この結果はそれほど不思議ではないのかもしれない。
ということで、RAIDにするかどうかはともかくとして、ポートマルチプライヤはオススメ。3GBps=375MB/sになるので、RAID0+1などで組めば相当高速なディスク環境が組めるのではないだろうか。
by jinotaro
| 2008-09-05 15:00
| server